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フィギュアを漫画にするのが難しいわけ

Written By Rio Fujisawa on 2015年5月4日月曜日 | 5/04/2015

 WEB漫画、勝手に連載中です。
 最初なので画面作り(どの辺にどうトーンを貼るかなとか、塗りをどうするかなとか)に迷いながらなので少しゆっくりですが、少しずつペースを速めるつもりです。30Pを一人で3日で仕上げたりしてたやつだし、そもそも連載中ですらアシスタントをお願いしたことも、行ったこともないですけど。なお、すでに出たページもひっそり差し替えられてたりします。

 少し進んできたので、フィギュアをスポーツ漫画(特に少年漫画)として描くのがいかに困難かというのを図説したいと思います。ジャンプなどの少年漫画として考えた場合、やはりライバルと競う、なんらかの駆け引きが必要になってきます。フィギュアって何かと戦ってたっけ…?という、しょっぱなから疑問が。
 まず、動きのある絵が必要です。
 フィギュアでよく写真になるのは、ポーズをつけてるところ(例「ゲッツ!」「うっふん」)ジャンプを跳んで回転してるところ、などですが、その部分は動きが弱くて絵になりません。
 絵になるのは、 
「着氷シーン」 
のみ!ココ(左)

 しかも、ドッシャーン!としぶきをあげてジョジョばりに降りる必要があります。そんな着氷「GOEマイナス!」という突っ込みは受け付けません。

 もうひとつ有効なのは駆け引きでしょう。フィギュアスケートをよく知ってるファンであるならば、この駆け引きでいろいろできるだろ!と思うのですが、困ったことにルールが世間に浸透してません。いや、ジャンプの種類すら浸透してません。ですから、そこの説明がまず必要になるわけですが、説明ばかりは嫌がられます。仕方がないので、一般にもわかる、「トリプルアクセル」か「4回転」(種類無視)になるわけです。そして、生まれたのが某漫画の4アクセルだ!!スケートファンからすると、「は、ありえねー(笑)」であっても、わかってもらえないので仕方がない。この少年漫画的駆け引きッ、を実にわかりやすくやってくれる選手が今現在いるのですが・・・今だから言える、中国大会の衝突事件後の自分の中での駆け引きを想像で漫画風にしてみました。いかにTESを稼ぐかを勝つために分析するはにゅう氏(想像)

(※衣装は本来確認して描くべきですが、赤を塗りかけたらフラッシュバックしそうになったので、途中で止まってます。細かい点数も間違ってる気がしますが、大体のイメージで)

 しかし、こんな選手、彼しかいないようなッ!こふとんさんも結構漫画キャラかも!
 ただ、本来フィギュアのTES基礎構成は普通は最初の段階で決まっていて、臨機応変に変えられる選手は少ないんですよね(普通は)。羽生氏が漫画みたいと言われるのは、外見よりこういったところだと思っています。何と戦っているのだー

 演技を描くと、ポーズをつけたり、炭鉱穴掘り、飼葉をすくうような演技があるので、それを描くとギャグ漫画にしかならない。衣装にしても「どうだ、俺の衣装は」とムキムキのライバルが現れ、「!フリルがあんなに!ちっくしょおおおおおお!!!!俺背中にチャックだし!!!」という展開は
…どう考えてもギャグにしかならない。というわけで、必然的にフィギュア馬鹿にしてるのか!という作品になってしまうという。PCSのIN勝負にしたらギャグになる!TES勝負だ!

 世の中にあるフィギュア漫画の裏には、きっといろいろ事情があるはずです。。。


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